唐津市は相知町の「おうち天徳の湯」について、民間譲渡先を5日から再公募する。前回は条件を満たす事業者を選出できなかったため、条件を見直して水道代などの補助措置を追加する。22年4月からの民営化を目指す。

 昨年11月からの公募に応じた市内の1社は審査結果が条件を満たさなかった。市は審査委員会の意見も踏まえ、入浴施設としての運営継続に向けた支援措置を加えた。水道料と燃料費の年間合計額の3分の2を、1千万円を上限に助成する。期間は3年で、3年ごとに助成の可否を判断する。

 譲渡から10年は入浴事業を手掛ける条件になっている。土地は市が10年無償で貸し付け、建物の最低譲渡価格は136万円。ロッカーや休憩用ベンチなどの物品は無償としている。

 審査への申し込み締め切りは30日で、企画書の受け付けは8月6日まで。8月下旬に外部委員と副市長らでつくる審査委員会を開き、9月に事業者を選定する見通し。

 天徳の湯は1999年に開館。年間平均で約10万人が訪れているが、2020年度は5万人にとどまった。19年7月から源泉湯量が激減し、翌月から水道水を使っている。市は休止を検討したが、地元からの要望もあり存続を決めた。22年3月までは、指定管理者が年間約2千万円の委託料で運営している。(横田千晶)

このエントリーをはてなブックマークに追加