オンラインで脳卒中の当事者会を開いている橋間葵さん=神埼市千代田町

 脳卒中の患者同士が不安や悩みを語り合える場をつくろうと、作業療法士の橋間葵さん(42)=神埼市千代田町=が活動している。ブログやSNS(会員制交流サイト)を活用しながら情報発信し、オンラインでピアカウンセラーを交えた当事者会を開いている。

 脳卒中は血管が詰まる脳梗塞や血管が破れる脳出血などがある。橋間さんは、コロナ禍でリハビリに通えなくなった患者が引きこもりやすくなるというニュースを聞き、「私にも何かできないか」と考えるようになった。昨年末から全国の当事者会にオンラインで参加しながら勉強を重ね、今年4月に関係団体の「動きのコツ協会」の佐賀支部を立ち上げた。

 6月中旬に開いた当事者会「未来へつなぐ会in佐賀」にはリモートで5人が参加し、「相手も自分も、否定や批判をしない」などのルールに沿って語り合った。ピアカウンセラーの土井畑京子さん(大阪府)は「困っている人はたくさんいるが、退院すると情報が入ってこなくなる」と、当事者会の必要性を強調した。

 橋間さんはブログでリハビリに役立つ情報も提供している。1カ月で8千程度のアクセス数となり、情報を求める人の多さを実感したという。今後は対面での当事者会の開催も考えていて、「悩みを一人で抱えている人は多い。安心して話せる場になれば」と願う。

 次回の当事者会は8月21日午前10時から、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で。初参加は無料。参加申し込みは橋間さん、メールjkxnp355@yahoo.co.jp(森田夏穂)

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