「はぐはぐ」が作成した防災ハンドブック

防災ハンドブックを作成した白石町子育て応援サークル「はぐはぐ」の田中知子代表(左)と角のぞみさん親子

 白石町の子育て応援サークル「はぐはぐ」が防災ハンドブックを作った。佐賀豪雨や東日本大震災の被災者の経験談も交えながら、備蓄品や避難グッズなどをアドバイスしている。実体験に基づく知恵や、子どもの目線からの対策も盛り込んでいる。

 これまで防災カフェなどを開いて災害について話してきたが、コロナ禍で開催が難しくなり、「集まらなくても人のためになる情報を提供しよう」と「大雨・台風編」として作成した。

 A5判、18ページで、2019年の佐賀豪雨で発生した白石町の土砂災害や洪水被害の状況をはじめ、避難所の地図、被災者の対応などを列記。昨年の台風接近時の対応が時系列で分かるタイムラインも掲載する。

 被災した経験に基づいて備蓄品に「昔のスマートフォンと充電器」を推奨する人は、「自分の情報収集用と子どもの気分転換用」に二つあった方がいいことを説明。避難グッズに「安眠用の耳栓」なども挙げている。

 子どもの目線から「パニックにならないように普段から遊び感覚で避難訓練を」「トランプなど停電でも遊べるグッズを」といったアドバイスもある。台風に備えた人は「怖がっていた娘も手持ち扇風機やヘッドライトをおもちゃ代わりにして、遊びながら備えることができた」とつづっている。

 1千部作成し、町内の小学生がいる全家庭に配るほか、役場や図書館などの公共施設にも寄贈している。はぐはぐの田中知子代表は「まず見てもらい、家族構成など自分の状況に合わせた防災を見つけてもらえれば」と話す。(小野靖久)

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