広島戦で得点に期待がかかる鳥栖FW山下敬大(右)=5月15日の大分戦、大分市の昭和電工ドーム大分

 サッカー・J1サガン鳥栖は、リーグ公式戦第21節第3日の3日午後7時から広島市のエディオンスタジアム広島で9位のサンフレッチェ広島と対戦する。1巡目の19試合を終え、6位で折り返した鳥栖。4位から10位までの勝ち点差が「5」と拮抗(きっこう)しているだけに、白星スタートで上位を追撃したい。

 鳥栖は通算成績9勝6分け4敗(勝ち点33)。日本代表の活動後、リーグ再開初戦となった前節・横浜M戦は、攻守で地力の差を見せつけられ完敗。今季初の複数失点で、順位を2つ落とした。

 試合後にGK朴一圭(パク・イルギュ)が「相手のハイプレスに対応し、自分たちもそれができなければ、上を目指せない」と語ったように、上位を戦い抜く上で必要となる攻守の切り替えや球際の強さなどの「基準」を体感できた機会になったはずだ。

 対する広島は7勝8分け5敗(勝ち点29)。前節は柏に1-0で勝利し、直近4試合で負けなし(2勝2分け)と好調を維持している。前回の対戦(5月8日)では、FW林、山下を中心に90分間を通して猛攻を仕掛けたが、強固な守備を切り崩せずに0-0で引き分けた。

 直近6試合のうち4試合は引き分けており、昨季から課題としていた「勝ちきる力」が不足していることが、改めて浮き彫りになっている。総得点は互いに「23」と得点力は互角なだけに、ゴール前での決定力が勝負を分けそうだ。得点の期待がかかるFW山下は「鳥栖のベースである走ることや球際の部分は絶対に相手より上回らないといけない。自分たちのサッカーで勝ちたい」と意気込んだ。(井手一希)

このエントリーをはてなブックマークに追加