東京から帰郷し、IT会社を設立した上瀧浩然さん=小城市牛津町の木原ビル

 小城市牛津町出身の元システムエンジニアの男性が、同町でIT関連の会社を設立した。データ入力などの定型的な単純作業を自動化するプログラム「RPA」を販売しており、6月からの事業開始で経理業務の効率化を目的に県内外の企業2社が導入。地域の企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のサポートをしたいと奮闘している。

 起業したのは、上瀧浩然(ひろまさ)さん(31)。システムエンジニアとして働いていた東京から帰郷し、今年6月に会社を立ち上げた。IT人材の育成を目指し、佐賀県が企画したプログラミング講座の受講生2人を社員として雇用、JR牛津駅近くにあるビルの空きテナントに事務所を構えた。

 会社名は「ocomoji(オコモジ)」。漬物を表す言葉で、地域や顧客にとって身近な企業を目指すという意味を込めた。米国のソフトウエア会社が開発したプログラムを顧客の要望に応じて改良する業務を手掛けており、導入した企業では残業が減り、企画や営業に社員を重点的に配置できるといった効果が出ているという。

 上瀧さんは牛津中-佐賀西高卒。海上自衛隊のシステム管理部門で働いた後、コメの輸出などを手掛ける会社を経て2年前に独立した。将来的には佐賀で盛んな農業でIT化を進めるという目標を掲げる。

 RPAは大手企業などで導入が広がる一方、地方での認知度はまだ高くないという。上瀧さんは「人口減少や人手不足といった課題に対応し、企業の足腰を強くするためのサポートを心掛けたい」と話す。

 料金やサービスなど問い合わせはメール、contact_ocomoji@ocomoji.co.jpへ。(谷口大輔)

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