国土交通省は30日、災害時に優先開放する踏切として、佐賀など26都府県の181カ所を指定した。救急車などの緊急車両が通れなくなるのを防ぐ。2024年度末までに遮断機を手動で上げる手順を策定するよう道路管理者と鉄道会社に義務付ける。3月に成立した改正踏切道改良促進法に基づき、初めて指定した。

 1時間に10本以上の電車が通過し、迂回(うかい)に10分以上かかる踏切などが対象。県内では、JR唐津線の「四ツ角」(多久市)が指定された。

 都府県別では東京の33カ所が最多で、次いで滋賀22カ所、大阪15カ所だった。国交省は今回の181カ所を含め、25年度までに全国500カ所を指定していく計画だ。

 18年の大阪府北部地震では、揺れで停車した電車付近の遮断機が長時間下りた状態となり、救急車の到着が遅れた。【共同】

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