佐賀県武雄市は、市内に転入して3世代同居するか、市内で親の近くに移住した人を対象に給付金を交付する。2022年秋の九州新幹線長崎ルートの暫定開業を控え、子育てと介護の両方を支援し、主に長崎県民をターゲットに移住定住の需要をさらに掘り起こす。

 市はこれまでのアンケート調査などで、長崎県民の移住への関心の高さや、長崎県大村市の人口が新幹線開業に向けて増加傾向にあることに注目。今回の給付金導入に踏み切った。

 支給額は10万円で、長崎県からの転入は15万円となる。対象者は今年4月以降、市内に転入して3世代同居したり、親の近くに住んだりして、6カ月以上継続している人。賃貸物件への入居も認めるが、一番下の子どもが中学生以下であることが条件になる。

 申請は10月1日から受け付ける。3世代全員の住民票のほか、転入者については市を3年以上離れていたことを証明する戸籍の付票などが必要になる。

 市ハブ都市・新幹線課は「3世代同居への給付金は全国にもあるが、同じ市内で近くに住むケースまで支給するのは珍しいのでは」と話している。(澤登滋)

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