西部ガスの香田誉士史監督

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった社会人野球日本選手権が開幕し、2大会連続出場の西部ガスが飛躍を期して7月3日のJFE東日本戦から登場する。

 指揮を執るのは、プロ野球楽天の田中将らを擁して北海道・駒大苫小牧高を夏の甲子園大会連覇に導いた香田誉士史監督(佐賀市出身)。「心技体の全てでプロ野球に引けを取らないレベル。最高峰の戦いを見てほしい」と力が入る。

 2017年に監督就任。昨年は都市対抗大会で8強に躍進した。「苫小牧の時も走攻守でいいバランスのチームにしたいと思っていた。理想は変わらない」と言う。ベンチ入りは甲子園大会より7人多い25選手。戦略の幅を広げ、九州地区予選は右横手投手の村田を軸に、複数の投手や捕手を巧みに使い分けた。

 昨年の都市対抗は準々決勝で、優勝したホンダの朝山に13三振を喫して敗戦。「やはりいい投手は簡単には打てない」との教訓から、得意分野の走塁面をはじめとしたプレーに緻密さを追求してきた。「(高校生と)選手のポテンシャル、ステージは違う。極みだと思う」と理想像に近づくチームに自信を示す。

 ことし50歳となった監督は「一発勝負の緊張感は高校野球にも近い。野球の面白さがあると思う」。東京五輪代表に選ばれた教え子、田中将より一足先に、大勝負に挑む。(共同)

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