日本代表でも活躍し、守備の要として活躍が期待されるトヨタ紡織九州の岩下祐太

 「岩下選手は市民の誇り」。東京五輪のハンドボール男子日本代表に岩下祐太(30)=トヨタ紡織九州レッドトルネード=が選ばれた27日、所属チームの所在地である神埼市を中心に喜びが広がり、活躍を期待する声が集まった。

 神埼市は、チームとともにポロシャツを作成しており、市職員が職場で着用して応援の機運を盛り上げたり、サポーターとして声援を送ったりと、市内にある実業団チームを後押ししている。そんな中での吉報に、松本茂幸市長は「市内の子どもたちとも交流がある。知っている選手の五輪出場に、応援にも身が入り、盛り上がるのでは」と声を弾ませた。

 佐賀県ハンドボール協会の中園嘉彦会長はコロナ禍での開催に触れ、「沈んだ雰囲気をスポーツを通して元気にさせるプレーを」と期待を寄せる。「たくさんの人が注目している。ハンドボールという競技の魅力を発信するようなプレーを見せることで、子どもたちに『やってみたい』と思ってもらうきっかけになれば」と五輪後の競技普及にも希望を膨らませる。

 佐賀清和高2年でハンドボール部に所属する東島匡勇(きょうゆう)さんは、日本リーグ男子の試合が県内で開催される時は必ず会場設営を手伝い、間近でプレーを観戦する。中学時代に本人にシュートを受けてもらったことがあるといい、「体格も動きのキレも全然違ったのを覚えている。そんな身近な選手が選ばれるなんて」と驚きを隠せず、「試合の流れを変えるプレーをしてほしい」とエールを送った。(西浦福紗)

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