完成した絵を並べる6年生。写真左端が片桐さん=伊万里市の立花小体育館

壁板に絵を塗る6年生=伊万里市の立花小体育館

劣化した公園トイレの目隠し壁=伊万里市立花町

 伊万里市立花町の児童公園にある劣化したトイレの目隠し壁が、市民の手で新しく生まれ変わる。「子どもが安心して遊べる公園にしよう」と子育て世代の父親が中心になって取り組み、小学生も手伝い明るく楽しい壁画ができた。30日に設置される。

 企画したのは公園の近くに住み、佐賀新聞で子育てコラムを連載している片桐亮さん(41)。公園は子どもと遊ぶときに利用し、トイレが古く、特に目隠し壁の木の板が朽ちているのが気になっていた。見た目が悪いだけでなく、支柱が曲がって安全面も不安だった。管理する市に相談しようとして、「自分でやった方が面白いかも」と思い立った。

 5月に市の許可を得て、SNS(会員制交流サイト)などで仲間を募ったところ、10人ほどが手を挙げてくれた。子育て世代が多く、住宅建築、配管、看板製作を仕事にする人もいて、材料費と工賃をほぼゼロにすることができた。

 壁画は立花小の6年生に依頼し、児童95人が授業の時間に縦1・8メートル、横5メートルのパネルにペンキで色を塗った。大きな虹がかかったその下に、好きな動物や食べ物などを描き、宮﨑楓嘉君は「楽しい絵ができた。たくさんの人に見てもらえると思うとうれしい」と喜んだ。

 片桐さんは「新型コロナウイルスの影響でいろんなイベントが中止になる中、子どもの楽しむ姿を見てやって良かったと思った。パパたちの力を見せることもできたし」と満足げだ。(青木宏文)

 

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