U20の女子100メートル決勝で、大会記録に並ぶ11秒65をマークして優勝した永石小雪=ヤンマースタジアム長居

 陸上のU20(20歳未満)日本選手権は25日、大阪市のヤンマースタジアム長居で行われ、女子100メートル決勝は永石小雪(佐賀北高3年)が11秒65の大会タイ記録で優勝した。 
 

 無限の可能性を秘める逸材は、いったいどこまで進化を遂げるのか。U20女子100メートルで永石小雪(佐賀北高)が大会タイの11秒65で頂点に立った。大学生ら強豪を抑え、自身初となる日本一に「30メートル付近でいい記録が出そうな手応えはあったけれど、本当にびっくり」と声を弾ませた。

 11秒76の大会新で優勝した全九州高校体育大会北九州地区予選に続く連戦で、大会前は疲労回復に専念。同じ会場で行われている日本選手権には、東京五輪を目指す憧れの選手たちが集結し「すごく楽しみにしていた」。

 言葉通りに、大舞台にも気後れすることなく、前日の予選を11秒71で走り、日本選手権女子400メートル4位久保山晴菜(今村病院)が持つ11秒72の県記録を塗り替えた。決勝も序盤から加速し、ぐんぐんライバルを引き離した。松永成旦監督は「予選はスタートで出遅れていたが、しっかりと修正できた。得意の後半にうまくつなげられた」とたたえた。

 身長173センチ。大きなストライドを生かした悠然とした走りは、さらなるタイム短縮の予感を漂わせる。全国総体に向け「スタートはまだまだ改善できる。持ち味の後半をさらに生かせるようにしたい」。飛躍を続けるヒロインは、集大成となる真夏のトラックでも主役を演じてみせる。(古川公弥)

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