修復工事が行われる見通しになったJR小城駅。焼けた部分(右奥)は応急処置が施されている=小城市三日月町久米

 4月の火災で壁などが焼けたJR唐津線小城駅(小城市三日月町)の修復工事が、8月中旬にも始まる。建物を所有する市が費用を負担し、列車の運行に支障が出ないようにJR九州に工事の管理を委託する。10月までに完了する見通し。

 焼損した駅務室側の壁や屋根を修繕し、建物の柱も補強する。市は25日の市議会定例会最終日に、関連費用898万7千円を含む一般会計補正予算案を追加提出し、可決された。市が加入する火災保険が適用できるのかどうか、保険会社との協議も進めている。

 市によると、小城駅は1903(明治36)年に唐津線の開通と同時に開業し、2014年にJR九州が建物を市に無償譲渡した。16年に鉄道建物として佐賀県内で初めて国の登録有形文化財に指定された。

 火災は4月16日午前0時すぎに発生。木造平屋建ての駅舎のうち、駅務室や倉庫になっている南西側の壁や屋根が焼けた。出火当時、駅員はいなかった。

 小城署は失火と放火の両面で調べているが、原因は特定できていない。(谷口大輔、松岡蒼大)

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