唐津市は24日、新型コロナウイルスのワクチン接種で、中高生を対象に検討していた学校ごとの集団接種を見送り、市民向けの集団接種や、かかりつけ医での個別接種で対応する方針を示した。学校での集団接種を「推奨しない」と国が通知したことを受けた措置で、重い副反応が確認された場合に対応するスタッフの確保も難しいと判断した。

 峰達郎市長が定例会見で明らかにした。医師会などからも「もしもの時のフォローアップ体制を整えるのが難しい」という意見が寄せられたと説明した。

 12歳以上の接種について、市の担当者は「市内には個別接種に対応する小児科が少なく、集団接種を実施することも検討している。保護者の同意を得ることや放課後・休日を利用するなど、国の条件をクリアする形で計画したい」と話す。16歳以上は6月25日から、12~15歳には7月下旬に接種券を発送する。

 市は、米ファイザー製ワクチンの接種対象が12歳以上へ引き下げられたことを受け、中高生の希望者を対象にした学校での集団接種を検討していると、10日の市議会一般質問で答弁していた。

 文部科学省と厚生労働省は22日、学校での集団接種は同調圧力が生じ、事実上の強制になる懸念があるなどとして「現時点で推奨しない」と全国の教育委員会に通知した。(横田千晶)

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