展示されている輪島塗の作品=佐賀市の佐賀玉屋

 石川県輪島市の伝統工芸品「輪島塗」の作品展が23日、佐賀市の佐賀玉屋で始まった。ワインカップやコーヒーカップ、パスタ皿、アクセサリーなど日常使いの器を中心に約300点が並んでいる。28日まで。

 重要無形文化財の輪島塗は漆を幾重にも塗り重ねていて、完成までに1年以上要することもある。木製で汁を注いでも熱くなく、割れにくい。ひびが入ったり割れたりしても漆を使って修繕し、半永久的に使うことができるという。

 朱色と黒色が施された艶やかなワインカップが目を引く。飲み口は薄く、持ち上げると軽い。ひも状の布に漆を染みこませながら形作った「娯楽椀」は、しっかりと手になじむ感触がある。

 担当者は「漆はアジアの文化。扱いにくいと思われているが、実は湿度に強く、洗った後にさっと拭き上げるだけ。日常使いしてほしい」と話す。(福本真理)

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