9月末での閉鎖に地元が同意した松浦中央病院のサテライト診療所=伊万里市山代町

 伊万里松浦病院(伊万里市山代町)の移転後に設置された「サテライト診療所」が9月末で閉鎖されることが23日、明らかになった。利用者が少なく赤字が続いているのが主な理由で、伊万里市は診療所の継続を運営側に求めない考えを市議会に示し、了承された。

 病院は2020年11月、長崎県松浦市に移転して松浦中央病院になった。運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO、東京都)は、地域医療への影響を懸念する伊万里市や地元住民の要望を受け、移転後も施設の一部で週2回の診療を継続していた。

 診療所の運営費は9月までJCHOが負担し、10月以降については近く市と協議することになっていた。市健康福祉部によると、診療所の1日平均患者数は約6人で、開設半年で約165万円の赤字になっており、「市が応分の負担をする可能性が出てきた」という。

 この状況を踏まえ、区長ら地元の代表者も診療所の閉鎖に同意した。JCHOが運行している診療所と松浦中央病院を結ぶ送迎バスに関しては、存続を求めていく。(青木宏文)

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