森友学園の国有地売却問題を巡る財務省の決裁文書改ざんで、自殺に追い込まれた近畿財務局の元職員赤木俊夫さんが改ざんの過程をまとめていたことから「赤木ファイル」と呼ばれ、22日に開示された文書の主な内容は次の通り。

 【冒頭記載内容】

 ▽本省の対応(調書等修正指示)

 (備忘記録)

 本省において、議員説明用に決裁文書をチェックし、調書の内容について修正するとの連絡を受けた。本省の問題意識は、調書から森友学園に厚遇したと受け取られるおそれのある部分は削除するとの考え。現場として厚遇した事実もないし、会計検査院にも原調書のまま説明するのが適切と繰り返し意見(相当程度の意思表示し修正に抵抗)した。

 本省の修正指示を受け、2017年3月7日午前、速やかに部長に報告。本件事案は本省と協議し、当初の定期借地契約を締結している過程などが調書から削除されることは、今後の会計検査院への説明等に支障が生じるため、現場の問題認識として既に決裁済の調書を修正することは問題があり行うべきではないと、本省審理室担当補佐に強く抗議した。

 3月9日、部長から局長に報告。今回の対応(修正等)は、本省理財局が全責任を負うとの説明を受けたが納得できず。近畿財務局長の責任で対応するとの発言。当局は一切修正作業は行わず、本省が修正作業を行うとの説明(納得できず)。

 本省で議員からの資料要求に対する佐川宣寿理財局長への説明過程や、同局長からの指示等の詳細が当局に説明されず、詳細が不明確なまま、本省審理室担当補佐からその都度メールで投げ込まれてくるのが実態。本件の備忘として修正等の作業過程を記録する。

 【作業記録一覧】

 ▽17年2月26日(日) 指示者●●補佐(●●はマスキング) 指示等内容「売払い調書、契約書の再作成」▽日曜日夕刻、本省からの指示を受け、急きょ登庁 本省が修正作業を行う。本省の指示に従い、調書、経緯の原本を差し替え▽3月7日 指示者●●補佐 売払調書差し替え、貸付調書差し替え▽3月8日 ●●補佐 相手方に優遇したとみられる部分を修正▽3月8日 ●●補佐 佐川理財局長に説明後、再修正▽3月20日 佐川局長から国会答弁を踏まえた修正を行うよう指示(調書の開示により新しい情報を与えることがないよう)があったとのこと▽3月21日 審理室●● 会計検査院への対応として、事前に関係調書の電子データを送付されたい(本省には既に廃棄したと返答するよう指示)▽3月25日 審理室●●補佐、●● 審理室内で、開示請求・会計検査院への対応のための行政文書を整理している▽3月27日 ●●係長 (指示等内容は空欄)▽4月10日 次長 会計検査院、地検への提出資料のために、本省企画課長の調書修正の指示を受け次長自ら土日の間修正▽4月13日 次長 検査院受験日初日の朝、急きょ本省(●●補佐)から指示を受けた次長から「経緯」の一部を削除

 【メール記録】

 ▽2月26日 財務省理財局職員(アドレスなどはマスキング)から近畿財務局職員へ 本省で作成している調書はもちろん、近畿財務局作成の調書にも、今後開示請求があった際のことを踏まえると、現時点削除した方が良いと思われる箇所がある。修正後の文書を本省にメール送付してほしい。近畿財務局からの修正後の文書をもって本省の文書も差し替えるので早急な対応を願う▽2月26日 理財局職員から近畿財務局管理官らへ 本日、森友学園がNHKの取材に応じる。近畿地区のニュースに注意を払い、放送されたら内容を送付願いたい▽3月8日 赤木さんから理財局職員や財務局職員へ 既に意思決定した調書を修正することに疑問が残る。国会対応のため本省の判断において修正を行うことはその指示に従う▽3月20日 理財局職員から財務局職員 佐川理財局長から、調書は現在までの国会答弁を踏まえた上で作成するように直接指示があった▽3月25日 理財局職員から近畿財務局職員へ 作業は今月末をめどにできるように進めていきたい。協力方お願いする。

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