試合後、ホームベースを囲んで記念撮影をする両チームの選手たち=武雄市の白岩球場

 武雄市の白岩球場が新球場建設に伴って解体されるのを前に、最後の試合となるメモリアルマッチが19日、開かれた。60歳以上の選手で結成する武雄ファイターズ(佐賀県生涯軟式野球連盟所属)と市内の小学3~6年生の女子野球選抜チームが対戦。好プレー、珍プレーを連発しながら約半世紀にわたって愛された球場に別れを告げた。

 白岩球場は1975年完成。若楠国体では少年ソフトボールの会場となり、少年野球や佐賀新聞「早起き野球」などでも利用されてきた。プロ野球の西武ライオンズの伊東勤さんや中日ドラゴンズの和田一浩さんが、現役時代に春季キャンプ前の自主トレーニングで訪れていたこともあった。

 メモリアルマッチは「ありがとう白岩球場」と銘打ち、90分間の特別ルールで開催。試合は5回まで行って11対4で武雄ファイターズが勝った。石丸勝教監督(78)は「相手は小学生だから手加減しようかと言っていたが、そうでもなかった。みんないい思い出になった」と話した。

 試合後のセレモニーでヒーローインタビューを受けた最高齢の多々良利範さん(80)は「球場ができる前は田んぼや神社の境内で練習をした。完成後はうれしくて内外野の草刈りも自分たちでやった」と振り返った。

 球場は解体工事のため7月12日に閉鎖する。同市では東川登町永野に「武雄市民球場」を新設し、来年7月のオープンを計画している。(澤登滋)

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