7月のデビュー戦に向けて練習を重ねる久保光司選手=武雄市の武雄競輪場

 武雄市北方町出身の競輪選手の久保光司さん(24)が、7月13日から15日まで武雄競輪場(同市)で開かれる「ミッドナイト競輪」で念願のプロデビューを果たす。地元を離れてから約5年。憧れの競輪選手となって、凱旋(がいせん)レースに臨む。

 久保さんは龍谷中(佐賀市)に在学中、武雄市で毎年秋に開かれている「物産まつり」で武雄競輪ブースに立ち寄った際に競輪選手に興味を持った。会場で関係者から「龍谷高には自転車部がある」と紹介され、進学後にすぐ入部した。高校時代は佐賀総体、インターハイで活躍した。

 日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)を目指したが、「まだ実力が伴っていない」と判断し、日本体育大に進んで体力と技術を培った。卒業後に満を持して養成所を受験し、1回目で合格。昨年5月から10カ月間、静岡県で鍛錬してきた。コロナ禍の緊急事態宣言もあり、「帰省もできずに練習漬けの毎日で苦しかった」と振り返る。

 小学生の頃はフィギュアスケートを習っていて、「足の使い方など競輪に通じるものがある」と経験を生かす。現在は実家から武雄競輪場に通い、デビューに向けて練習を積んでいる。養成所の同期は9人で、「みんな強いので絶対に負けたくない」と意気込む。

 日体大1年の時に見た龍谷高の先輩の荒井崇博選手が勝利するレースが今も強く印象に残る。「鳥肌が立つほど感動した。単に速さだけじゃなく、勝てる強い選手になりたい」と将来を見据える。(澤登滋)

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