「家路」(F10号、水彩)

田﨑淳さん

 嬉野市塩田町の田﨑淳さん(75)が、8月に東京の国立新美術館で開かれる「全国公募 第4回 日美展」(国際文化カレッジ主催、佐賀新聞社など協賛)で、水彩画部門の4席にあたる国際文化カレッジ賞に選ばれた。

 受賞作「家路」(F10号)は、路面電車が走る北海道函館市の風景で、傘を差して帰宅を急ぐ人々を描いた。自らのサラリーマン時代、家族が待つ家へと急いだ気持ちを込めている。

 田﨑さんは一昨年の暮れ、幼稚園と小学校に通う3人の孫たちのために、100円ショップでクレヨンを買い与えた。一緒に水彩絵の具を手に入れ、ネットの情報を参考に独学で描き始めた。

 初めての公募展で入賞し、「絵で賞をもらうのは、小学校以来。最初は雪景色として描いていたが、雨に変更して、ぬれた路面の反射を表現した」と語る。

 今回の「日美展」には8部門に1182点の応募があり、佐賀県内からは優秀賞2点、審査員特別賞3点、国際文化カレッジ賞4点などが選ばれた。8月5~14日、東京・六本木の国立新美術館で展示される。(古賀史生)

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