近作を手にする関勝さん=佐賀市白山の菊水堂ギャラリー

 もくもくと煙を上げ、蒸気機関車が力強く走る-。昔懐かしい風景を描く関勝さん(82)=神埼市千代田町=のペン画展が、佐賀市白山の菊水堂ギャラリーで開かれている。29日まで。

 関さんは元国鉄職員。27歳から独学で木版画を始めるなど美術が好きで、70代になって独学でペン画を始めて県展などで入選を重ねてきた。0・2~0・5ミリのペン先の万年筆を使い分け、蒸気機関車や風景、映画の一場面などを描く。

 動輪三つで客車を引く「ハチロク」、唐津線の多久-厳木間で笹原峠を越える「キュウロク」などの作品があり、「昔の光景が胸に残っているんです」と関さん。

 最近は遠出ができないため、写真を見ながらアジサイが咲き誇る福井県の寺の風景や江里山の棚田(小城市)などを手掛けた。下書きをした後、20日ほどかけて色鉛筆で塗り重ね、深みを出している。関さんは「懐かしい風景を見てほしい」と話す。(福本真理)

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