子どもたちが花の栽培を通じて思いやりの心を育む「人権の花運動」の苗の贈呈式が17日、佐賀市の大詫間小(下川路隆之校長)であった。全校児童が、受け取った苗を大切に育てることを誓った。
式では、佐賀・武雄人権啓発活動地域ネットワーク協議会の関係者らが百日草やマリーゴールド、ポーチュラカなどの花苗を贈った。佐賀県人権擁護委員協議会の松隈俊久会長は「お互いに協力し合って、大きくきれいな花を咲かせてください」と呼び掛けた。
児童代表で6年の池田詠飛君が「思いやりの大切さを改めて考えた。毎日水やりをして育てます」とお礼を述べた。全校児童による「世界中の子どもたちが」の合唱もあった。
苗は110株で、1人2株ずつプランターで育てる予定。花が咲く11月に観賞会を計画している。(中島野愛)