新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期された東京五輪が、約1カ月後の7月23日に開幕する。各競技団体による代表選考も大詰めを迎え、佐賀県関係は21日現在、ラグビーや競泳など8競技の11選手が出場を決めている。57年ぶりに日本で開催されるスポーツの祭典で、歴代最多となる“県勢”が世界の頂点を目指して全力を尽くす。

 県勢で出場が決まっているのは、競泳男子800メートルリレーのメンバーに入った17歳の柳本幸之介(伊万里市出身、日大豊山高)から、ラグビー男子で2大会連続出場となる38歳の副島亀里ララボウラティアナラ(佐賀市、コカ・コーラレッドスパークス)まで年齢層も幅広く、多士済々の顔ぶれだ。

 ことし5月の国際大会で優勝した自転車女子ケイリン・スプリントの小林優香(鳥栖市出身、日本競輪選手会)をはじめ、セーリング男子470級の岡田奎樹(唐津西高出身、トヨタ自動車東日本)、ソフトボール女子の藤田倭(佐賀女子高出身、ビックカメラ高崎)と内藤実穂(同)、テコンドー女子57キロ級の濱田真由(佐賀市出身、ミキハウス)らは、世界トップクラスの実力を持ち、メダルの射程圏内にいる。

 2020東京五輪の日本選手団は、団体競技の開催国枠もあり過去最多になる見通し。県関係では今後、サッカー・J1サガン鳥栖やバレーボール女子の久光スプリングス、ハンドボールのトヨタ紡織九州レッドトルネードから代表が選出される可能性もある。

 佐賀県はこれまで、1992年のバルセロナ五輪柔道71キロ級金メダリストで、ことし3月に亡くなった古賀稔彦さんや、96年アトランタ五輪ヨット女子470級銀メダルの重由美子さん(故人)らオリンピアンを輩出している。東京五輪では自国開催を追い風に、記録と記憶に残る県勢の活躍を期待したい。

 東京五輪は7月23日に開会式が行われ、8月8日まで33競技が実施される。(山口源貴)

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