ワクチンを接種後、アクリル板で仕切られた講堂で待機する従業員ら=鳥栖市のブリヂストン鳥栖工場

 企業や大学での新型コロナウイルスワクチンの集団接種が全国で本格化した21日、佐賀県内ではブリヂストンが鳥栖工場(鳥栖市)で従業員やグループ企業社員らを対象に接種をスタートさせた。5月末に政府が職場接種推進の方針を示して以降、担当者は準備に奔走し、本格開始日に間に合わせた。

 鳥栖工場では、従業員やグループ企業社員のほか、協力企業の社員、取引業者、従業員の家族ら約3千人を対象に接種を予定。接種会場には食堂や講堂などを使い、打ち手には鳥栖工場の産業医や保健師のほか、看護師3~4人を臨時雇用するなどして、1日当たり最大200人程度の接種ができる体制を組んだ。数日前まで資機材の到着スケジュールが見通せず、初日の接種人数の調整などに追われたという。

 同社九州生産本部の﨏明した。

 今後、週4日ほどのペースで実施し「8月中旬をめどに完了したい」という。

 八巻和彦工場長は「従業員や家族の命を守るのはもちろん、タイヤの供給を途切れさせないためにも接種は必要」と強調。接種を受けたグループ企業社員の木下亮さん(31)=福岡県筑前町=は「自治体の接種はいつになるのか分からないので、早めに受けられてよかった」と話した。

(瀬戸健太郎、大橋諒)

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