講演で、命の大切さなどを伝える古川潤哉さん=佐賀市の城東中

 浄誓寺(伊万里市)の僧侶古川潤哉さん(44)による講演が18日、佐賀市の城東中(島一満校長)で行われた。「命が大事は、あなたが大事という意味」などと語り掛け、聴講した3年生200人が聞き入った。

 古川さんは「生と性と死」をテーマに話した。思春期の心と体の変化について、「もやもやするかもしれないけど、いつまでも続かないから心配しないで」と呼び掛けた。戸籍と異なる性自認があることや恋愛対象が異性とは限らないことなど性の多様性にも触れ、「誰がどんな風でも構わない。それでいいと知っていて」と語った。

 また、「命を大事にするとは限りある今を精いっぱい生きること」と強調した上で、「あなたの存在自体がとても大切と考えると、人のことも大切にできるようになる。お互いを尊重し合って生きていきましょう」と述べた。

 講演を聞いた男子生徒は「みんな人間になろうと思って生まれたわけじゃないという話が印象に残った。人間として生きている今のうちに、自分が楽しいと思えることをしておきたい」と話した。(花木芙美)

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