徴古館館長に就任した鍋島房子さん=佐賀市松原

 佐賀藩主・侯爵鍋島家の伝来品を扱う歴史博物館「徴古館」の高島忠平館長の後任に、鍋島房子さんが就任した。1日付。徴古館を運営する公益財団法人鍋島報效会理事長で15代目現当主の鍋島直晶氏の妹で、鍋島家からの館長就任は初めて。

 房子さんは東京で生まれ育ち、2014年に佐賀に移り、徴古館の運営に携わってきた。

 徴古館は1927(昭和2)年に、佐賀県内初の博物館として開館。戦時中に閉館したが、98年に再出発した。築90年を超える建物は昭和初期の佐賀を代表する洋風建築で、登録有形文化財に指定されている。

 収蔵品は県内唯一の国宝「催馬楽譜(さいばらふ)」をはじめ、県立図書館や県立博物館への寄託も含めて約4万点に上る。

 就任に当たり、房子さんは「これからを担う子どもたちに佐賀のことを知ってもらいたい。入りやすく、親しみやすい博物館にしたい」と話している。(古賀史生)

このエントリーをはてなブックマークに追加