さが未来発見塾で「防災かごかき競争」の開催など町の未来計画を町長に提言する大町町の中学生=大町町公民館

 地元の町の未来計画づくりに取り組む佐賀新聞社の「さが未来発見塾」に参加した大町町の中学生が20日、水川一哉町長に町の目指す姿や実現へのアイデアを提案した。防災かごかき競争などを企画し「イベントを通して笑顔と活気があふれる町を目指そう」と提言した。

 「おおまちスマイルプラン」と題し、大町町公民館で10人がプレゼンテーションした。町の魅力として杵島炭鉱の歴史や炭鉱時代から愛されるショウガ風味の牛骨スープめん「たろめん」を挙げ、課題として佐賀豪雨を経験した防災や人口減少を指摘した。

 人口は減っていても少ないことが逆に「人のつながりが強く、コンパクトだから町全体が見渡せるという町の強みになる」とし、「イベントを通して笑顔と活気を広げて」と提言した。

 イベントとして、以前あった「かごかき競争」を防災グッズを担架に載せて避難所を巡る新しい形で復活させることや、大町をテーマにマスクに絵を描いてもらう「マスクアートコンテスト」、「たろめん流し」などを提案。ユニバーサルデザインを取り入れ、大規模なスポーツ大会、子どもの主張大会の意見実現、災害に強いまちづくりを呼び掛けた。

 水川町長は「町のいいところや課題を共有できた。町を将来にわたって元気にしていきたいという思いが伝わった。実現に向けて話をしていきたい」と話した。

 さが未来発見塾は、県内の中高生が新聞紙面やさまざまな取材を通して地元の魅力や課題を探り、未来計画をつくる取り組み。大町町では大町ひじり学園の7、8年生(中学1、2年生)8人と、武雄青陵中の1年生1人が3回のワークショップで提案をまとめた。(小野靖久)

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