介護従事者らを対象に始まった県営の新型コロナワクチン大規模接種=県庁県民ホール

 佐賀県営による新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が19日、県庁新館1階の県民ホールで始まった。8月8日まで土日曜に会場を開設し、事前予約した介護従事者や高齢者、保育園や幼稚園などの職員ら4千人に2回ずつ接種する。初日は492人に米モデルナ製ワクチンで1回目の接種を行った。

 会場にはパーティション(間仕切り)で三つのブースを設け、打ち手は佐賀大医学部附属病院の医師3人が務めた。接種前の問診で接種歴がないことやアレルギーの有無など確認し、終わると「接種した箇所はもまないで」「お風呂には入れます」などと伝えた。接種後に軽い体調不良を訴える人がいたものの、特別な処置は不要で、運営上の大きなトラブルはなかった。

 接種は1回目を7月11日まで、2回目はそれぞれの4週間後に当たる7月17日~8月8日に行う。接種した人の記録は国の管理システムに登録し、自治体との二重接種を防ぐ。キャンセルが出た場合は無駄にしないためコロナ関連の業務に当たる県職員が接種する。

 訪問入浴に付き添う看護師で、長女が感染により重症化しやすい疾患を持つという佐賀市の女性(38)は「年度末に病院を退職して接種の機会を逃し、ずっと不安だった。ようやく受けられてとりあえず安心」と胸をなで下ろした。現場責任者の元村直実総務部長は「市町と協力し接種を希望する人に早く打っていける体制を整えていきたい。市町と重複して予約した人はそちらを優先して」と呼び掛けた。(志垣直哉)

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