みやき町の原古賀三本谷遺跡から出土した土器を観察する来場者=佐賀市の県立博物館

 佐賀県内での最新の発掘調査成果を報告する展覧会「さがヲほる-佐賀県発掘成果速報展2021-」(県文化課文化財保護室主催)が19日、県立博物館で始まった。新たに見つかった資料などから、考古学ファンに古代の魅力を伝える。7月18日まで。

 奈良、平安時代の遺物が多く出土する門戸口遺跡(鳥栖市)で見つかった糸を紡ぐ「紡錘車(ぼうすいしゃ)」を展示する。「大伴目」という文字が刻まれており、古代氏族の名前や役職と考えられる。文字入りの紡錘車は九州で2例しか見つかっていないという。

 重さを量る権衡(けんこう)と天秤皿を合わせて18点並べる。宮ノ前北遺跡(伊万里市)や社遺跡(小城市)など県内9カ所から出土しており、青銅や鉄、土と素材はさまざまだ。古墳時代前期の銚子塚古墳(佐賀市)で見つかった壺形埴輪も並べる。

 調査担当者によるギャラリートークは事前申し込み制で参加無料。27日午後1時半から「古代の吉野ヶ里」、7月11日午後1時半から「銚子塚古墳の壺形埴輪」をテーマに解説する。問い合わせは文化財保護室、電話0952(25)7232。(花木芙美)

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