加工技術を磨いてきた3人=唐津市石志の唐津工業高

2級建築大工技能士に合格した(左から)麻生姫菜さん、辻玲奈さん、江口日夏さん=唐津市石志の唐津工業高

 唐津工業高の建築科の麻生姫菜さんと辻玲奈さん、土木科の江口日夏さんの3年生3人が、2級建築大工技能士の資格試験に合格した。難関なうえに女性の受検者が極めて少ない試験で、学校によると、女子高校生が3人同時に合格するのは全国で初めてという。

 試験の実技では「四方転び椅子」の設計から製作まで5時間半で行うことが求められ、床と脚の接地面を正方形に加工するなど本職の大工でもハードルの高い技術が必要になる。3人は昨年9月以降、「ものづくりマイスター」の林田俊彦さん(65)=伊万里市=の指導を受けながら取り組んできた。

 昨年末の段階では3人とも試験の倍近い10時間を要していたが、林田さんは「そこからの頑張りがすごかった」と振り返る。みるみるうちに作業を手際よくこなすようになり、練習では1度も制限時間内に完了することができなかったが、今年1月の本番では3人とも達成できた。

 辻さんは「練習の時からギリギリで焦っていたが、成果を発揮することができた」と喜んだ。麻生さんは「他の2人より準備期間が短くて不安だったけど、何とか間に合ってよかった」と話した。

 江口さんは8月、愛媛県で開催の全国から出場者が集まる「若年者ものづくり競技大会」に出場する。「レベルは高いけど、大会までの時間を無駄にせず優勝を目指したい」と意気込む。(中村健人)

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