玄海原発3、4号機

 原子力規制委員会は18日、九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の耐震設計の目安となる揺れ(基準地震動)について、新規制基準改正に伴う新たな評価手法でも「変更の必要はない」とした九電の主張を退けた。今後、定例会合で正式に判断すれば、九電は審査を一部受け直すことになる。

 4月の基準改正で盛り込まれた新たな評価手法では、規制委が新しく作成した計算モデルを使って評価する。

 18日の会合で九電は、新たに評価した揺れの強さは現行評価を下回ると説明した。これに対し規制委側は上回っている部分もあると指摘し、「基準地震動の変更は不要とは認められない」との見解を示した。今後、規制委で正式に審議し、九電に結果を通知する。

 再審査になった場合、九電は3年以内に設置変更許可を受ける必要がある。審査次第では、追加の耐震工事が求められる可能性もある。

 新規性基準の改正に伴い、九電は4月26日に川内原発(鹿児島県)の基準地震動の一部を見直し、再審査を申請している。この際、玄海原発については「基準地震動は変更不要」とする説明文書を規制委に提出していた。

 九電は「規制委の判断に基づき適切に対応していく」としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加