フードドライブで集まった食品を「こすもす村」に届けた伊万里実業高フードプロジェクト部の部員ら=伊万里市脇田町

部員が集まった食材で作ったクッキーや丸ぼうろ

 伊万里実業高(伊万里市)のフードプロジェクト部は、家庭で余った食品を集めて福祉団体などに寄付する「フードドライブ」を始めた。月1回のペースで実施する予定で、6月上旬の初回は市内で子どもの生活や学習支援に取り組むNPO法人「こすもす村」に、集めた食品を贈った。

 同部は農林キャンパスの12人が所属し、地元の食材を使った菓子の開発など、食を通した地域貢献を行っている。フードドライブは食品ロスの軽減につながり、部員は新聞の折り込みチラシや市街地で開く「まちなかカフェ」の店頭で、食品の提供を呼び掛けた。

 1回目の取り組みで集まったのは、レトルト食品や缶詰、調味料など約110点。このうち薄力粉と茶葉、蜂蜜、砂糖を使ってクッキーと丸ぼうろを作り、他の食品と一緒にこすもす村に届けた。

 こすもす村は、社会福祉士や市職員、教員らをメンバーに5月に発足した。民間のアパートに子どもの居場所「子ども応援団こすもすハウス」を開設する準備を進めていて、牧瀬紀子代表(60)は「集まった思いを子どもたちに届け、今後も生徒の活動に協力していきたい」と述べた。

 同部の戎快斗(えびす。はやと)部長は「食べ物を提供してくれた人の思いに応えることができてうれしい」と笑顔だった。(青木宏文)

このエントリーをはてなブックマークに追加