「ぼろきれが下がってる?」と橋本さんが見間違えたニホンミツバチ(左)=みやき町江口

 「ぼろきれが下がってる?」と思ったら、よく見ると動いている…。6月上旬、佐賀新聞の地域リポーターの橋本美雪さん(71)=みやき町=が庭先の畑で柿の木を見ると、枝分かれした部分にハチの群れがハート型に集まっていた。

 驚いて役場に相談したが、駆除対象のスズメバチではなく、最近は数が減った在来種のニホンミツバチだった。ざっと3万~4万匹。おとなしいといい、元の巣から“分家”して移動するため、寄り添って待機中なのだという。

 夜のうちに巣箱に大半を業者が手で移し、日中に残りが入るのを待って、次の夜に“引っ越し”。ニホンミツバチの保護と繁殖に取り組む福岡県小郡市の夫婦に引き取られた。橋本さんは「大切に育ててもらうとうれしい。畑の野菜の花に飛び交うハチたちがとてもいとおしくなった」と話している。(樋渡光憲)

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