神埼市商工会青年部の部員。子どもの見守り活動なども行っている=神埼市の神埼小

 神埼市商工会青年部が、市内で迷子になっていた小学1年の男児をタッグを組んで探し、短時間で発見した。SNS(会員制交流サイト)を通じて連絡を取り合ったり子どもの特徴を情報共有したりするなど連携し、スピード解決につなげた。子どもの無事とともに、愛着のある地域に貢献できたことを喜んでいる。

 青年部や神埼署などによると、男児は5日、神埼町内の商業施設で行方が分からなくなり、母親が午後4時15分ごろに110番した。男児のおじの青年部員が午後5時すぎに通信アプリLINE(ライン)で顔写真を添付するなどして部員約60人に協力を呼び掛けた。「近くにいるので見てみます」「巡回します」。返事が次々と書き込まれた。

 青年部による“捜索”が始まって約20分後、田中伸一郎さん(42)が男児の自宅近くで見つけて写真をラインで送り、本人であることを確認した。商業施設で母親とはぐれ、約2キロ離れた自宅へ向かっていたという。田中さんは「1時間以上一人になっていて、歩き慣れない道でもあり不安だったと思う。同年代の子どもがいる部員も多く、誰もが人ごとじゃないと感じただろう」と話した。

 青年部の栗山耕二部長(41)は「部員たちが小さい頃から暮らしているので、子どもの通りそうな道や遊び場を知っているのも探しやすさにつながったのかも」と推し量る。その上で「青年部を頼ってくれたことも、部員たちがすぐに動いてくれたこともうれしい。地域の絆や団結力の表れで、さらに仲間意識が深まった」と喜んだ。(森田夏穂)

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