陸上男子1500メートル決勝 拳を握り締めてトップでゴールする鳥栖工の間瀬田純平(左)=大分市の昭和電工ドーム大分(撮影・米倉義房)

 高い潜在能力を秘めるスピードランナーは、勝負師の顔も併せ持つ。男子1500メートル決勝。序盤から先頭集団をけん引してきた間瀬田純平(鳥栖工)は残り200メートルで後田築(長崎・創成館)に先行を許したものの、慌てずに追走。肉薄したままスパートの機会をうかがった。

 ラスト100メートル。最後の直線に入るとトップギアで激走した。力強い走りで後田を差し、拳を突き上げながら3分49秒17でゴール。大会新をマークした県総体のタイム(3分49秒07)にはわずかに及ばなかったが「後田は力のある選手。終盤に出られたら怖いなと思っていたけれど、しっかりスピードを切り替えられた」。午前中に行われた予選の疲れもあり、中盤のラップタイムをいまひとつ上げられず、悔しさもにじませたが、展開に応じた対応力の高さも見せた。

 昨夏の全国リモート選手権1500メートルでランク1位に輝き、年末の全国高校駅伝では3区(8・1075キロ)で10人抜きを果たした逸材。「中盤の走りを磨き、全国では3分45秒台で3位以内を目指す」と夢舞台でさらなる飛躍を誓った。(古川公弥)

このエントリーをはてなブックマークに追加