2020年に全国で発生した山岳遭難事故は2294件(前年比237件減)、遭難者数は2697人(240人減)、うち死者・行方不明者は278人(21人減)だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。遭難者のうち1350人(50・1%)、死者・行方不明者のうち203人(73・0%)が60歳以上だった。

 警察庁は、大幅減少したことについて「新型コロナウイルス禍による外出自粛などが影響したとみられる」としている。

 都道府県別の遭難者は、北海道の209人が最多で、長野198人、神奈川176人が続いた。目的別では「登山」が2038人で75・6%を占めた。

 訪日外国人旅行者の遭難者は42人(61人減)。うち約7割はスキー場のコース外を滑るバックカントリースキーが目的だった。

 一方、漁船などをのぞく水難事故は1353件(55件増)、水難者は1547人(9人増)だった。死者・行方不明者は722人(27人増)で、うち28人(2人減)は中学生以下の子どもだった。例年に比べ海での水難者が減り、河川が増えていた。

 

県内は水難、山岳遭難とも増加

 昨年、佐賀県内の水難事故は、8月、佐賀市大和町梅野の「道の駅大和・そよかぜ館」西側の嘉瀬川で、友人2人と川遊びをしていた男子高校生=当時(15)=がおぼれて死亡した事故など17件(前年比9件増)18人(同9人増)。中学生以下は4人。死者は11人で前年より7人増えた。発生場所は用水路と海が5件と多く、河川4件、湖・沼・池3件だった。

 山岳遭難は10件(同2件増)16人(同3人増)。死者は1人で、12月、鳥栖市立石町の九千部山で、久留米市の男性=当時(49)=が登山道わきの川で倒れ亡くなった。道に迷ったケースが5件、滑落2件だった。

このエントリーをはてなブックマークに追加