災害時ヘルプカードを小松政市長(右)から受け取るムハンマド・ザファル・アラムさん=武雄市の中山鉄工所

 武雄市は市内在住の外国人向けに、災害で避難する際に必要な名前や国籍、血液型などの情報を記入して円滑な避難誘導につなげる「災害時ヘルプカード」を作成した。小松政市長が16日、同市の中山鉄工所(中山弘志社長)を訪ね、エンジニアとして働く社員7人にカードを手渡した。

 カードは折り畳むと財布に入るサイズで、水に濡れても破れない特殊な紙を使っている。2019年8月の佐賀豪雨で外国人に対する災害情報の伝達や避難状況の把握、避難所での対応などが課題になったのを受け、カードの作成を決めた。市内では現在263人の外国人が働いていて、今後各企業を訪問してカードを配布する。

 中山鉄工所で受け取った来日6年目のムハンマド・ザファル・アラムさん(31)は、社員寮にいた豪雨時を振り返りながら「会社の人のサポートがあったから安心した。一人だったら避難所に行くこともできなかった。カードを仲間にも伝えたい」と話した。

 小松市長は「このカードは外国人にとってお守りになる。国籍に関係なく、全ての人の身を守ることに力を尽くしたい」と話した。災害時ヘルプカードの問い合わせは同市市民協働課、電話0954(23)9122。(澤登滋)

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