「中村敬木工」の社長に就任した中村仁俊氏

 家具製造の中村敬木工(佐賀市)の社長に5月に就任した中村仁俊氏(48)。「家具に特化せず、うちでしかつくれないおもしろいものを生み出したい」と意気込み、販売、商品開発にも取り組む。

 家具産地の大川・諸富でも、1日の家具生産数ではトップクラス。家具・日用品大手のニトリとも取引しており、デザイン性とコストパフォーマンスに優れた収納家具を得意とする。近年はペット用仏壇「メモリアルボックス」も家具に続く主力商品として注目を集める。

 コロナ禍で新たな商品ニーズへの気付きも。これまで需要が高くなかった個人机の横に備え付けて書類などを入れるスリムチェスト(収納ダンス)が注目を集めている。同社はオンライン、通信販売も数年前から手掛けており、「コロナ禍でさまざまな売り方で展開する必要性を改めて感じた」。オンライン販売は配送費用などの課題はあるもののメリットも大きく、さらに力を入れる考えだ。

 趣味は旅行と雑貨巡り。学生時代は自転車に打ち込み、国体優勝で佐賀新聞スポーツ賞などにも輝いた。「従業員を大切にする父の姿勢も引き継ぎたい」。(志波知佳)

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