災害時の避難場所の提供について協定を結んだ太良町竹崎かに旅館組合の荒川信康組合長(左)と永淵孝幸町長=町役場

 災害時に旅館・ホテルの広間を住民の一時避難場所として活用するため、藤津郡太良町と太良町竹崎かに旅館組合が16日、町役場で協定を結んだ。組合加盟の6軒がスペースを提供する。新型コロナウイルス対策で避難者の密集を避ける「分散避難」につなげる。

 災害の恐れがある際、町が組合側に要請する。町によると、2020年秋の台風10号では町内4軒の旅館が避難者約340人を受け入れた。町が連携の仕組みづくりに動き、組合と協議して実現した。

 締結式で、永淵孝幸町長は「昨年は大雨で被害が出た。町民の安心安全を守るため協力をお願いしたい」と述べ、荒川信康組合長は「旅館業が町に貢献することができ、喜びを感じている」と応じた。

 受け入れ人数は20人や40人、150人と施設によって異なる。災害状況によっては受け入れができないこともあり、運用は状況に応じて町がホームページなどで周知する。(中島幸毅)

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