宮﨑禮子さん(左)の作品と吉田宏太郎さん=佐賀市のシルクロ

栗山利博さんの「どんごろす(家族)」

森弓子さんの「バトンタッチ」=佐賀市のシルクロ

 独立美術協会会員の吉田宏太郎さん(65)=佐賀市=のアトリエに集う作家らが、佐賀市松原のシルクロでグループ展を開いている。吉田さんや新境地に挑むベテランの6人が実験的な作品など約60点を並べる。20日まで。

 鳥と船をテーマとした絵画を多く描く宮﨑禮子さん(同市)は、吉田さんの提案で立体作品に挑戦した。少女のような人形2体と鳥を木製の船に乗せ、「土器の復元を仕事としていた頃を思い出した」と笑顔を見せる。

 絵画に物体を取り入れた栗山利博さん(同市)の「どんごろす(家族)」は、キャンバスに貼り付けた麻糸が絵に動きを与えている。森弓子さん(吉野ヶ里町)の「バトンタッチ」は、塗り重ねた絵の具を削って現れた下層の色彩を作品に生かすスクラッチ技法に挑戦している。

 吉田さんは「自分を確立する方法に出合えたらとむちゃぶりの提案をしている。お互いに新しく、自由に明るくなれたらと期待している」と話す。吉田さんは在廊日に、即興で傘に絵を描くパフォーマンスを披露する。(花木芙美)

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