尾崎人形保存会の城島正樹さんにアドバイスを受けながら、絵付けをする西郷小の児童=神埼市の西郷小

 神埼市の西郷小で11日、同市神埼町の尾崎地区で古くから伝わる郷土民芸品「尾崎(おさき)人形」の絵付け体験があった。4年生30人が自分たちで型を作った猫やハト、コイなどに好きな色をのせていった。

 ふるさと学習の一環で、児童たちは今月4日に粘土でさまざまな型を制作した。「尾崎人形」は730年以上の歴史があり、この日は保存会の髙栁政廣さん(74)と城島正樹さん(34)が同校を訪れた。城島さんは「にじまないよう、水の量に気をつけて」と呼びかけ指導した。児童たちは白の下地を塗った後、思い思いの色でカラフルに絵付けし、真剣な表情で完成させた。

 完成した「鳩はと笛」に息を吹き込んで音を出す児童たちの姿もあった。下地をいち早く塗り終えた菱岡玄都君は「ムツゴロウの背びれを塗るのが難しい」と話した。平尾千咲さんはラベンダー色で絵付けし「かわいかったからこの色にした。人形の服を塗るのを頑張った」とはにかんだ。

 高栁さんは「この機会に尾崎人形を知って、大人になったときに子どもに教えてもらえたら」と伝承に期待を込めた。(中島野愛)

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