コロナ禍による差別の解消などを呼び掛ける日赤佐賀県支部の秋山芳美さん=みやき町の北茂安中

 日赤佐賀県支部の小・中・高校生向け出前講座「コロナ禍での差別や偏見をなくそう!」が10日、みやき町の北茂安中(伊東幸一郎校長)で開かれた。全校生徒244人が同支部担当者の話を聞き、コロナ禍による差別や偏見の現状や解決策について学んだ。

 出前講座は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療従事者や家族、感染者への差別や偏見、いじめなどが社会問題化する中、思いやりと支え合いの社会づくりにつなげようと開催。同社嘱託職員の秋山芳美さん(65)が講師を務めた。

 秋山さんは「コロナウイルスの次にやってくるのは不安や恐怖」と説明。そういった不安などが感染者への非難や感染者を詮索することにつながっていると指摘した。その上で、不安や恐れから心を守る重要性を強調し、「恐れが差別を生む負の連鎖を断ち切らないといけない」などと呼び掛けた。また県内の小・中・高校が実施しているコロナ禍における取り組みなども紹介した。

 母親が医療関係者だという生徒会長の荒島敬唯さん(14)は「差別のことは自分も不安だった。感染対策をしっかりと行い、不安を無くさないといけないと感じた」と話した。(瀬戸健太郎)

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