整備新幹線の建設を担う独立行政法人、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の理事長に就任した河内隆氏が11日、佐賀県庁を訪れ、山口祥義知事と面談した。2022年秋に暫定開業する九州新幹線長崎ルート武雄温泉-長崎の工事の進(しん)捗(ちょく)状況を報告した。

 河内氏は北陸新幹線の開業遅れを受けて引責辞任した前理事長の後任として、3月に公募で選ばれた。旧自治省出身で17年7月から19年1月まで内閣府事務次官を務め、山口知事とは旧知の間柄という。

 面談は非公開で、河内氏は終了後に記者団の取材に応じ「武雄温泉-長崎について佐賀県に大変協力いただいているお礼と、整備状況を報告した」と述べた。県内の区間はレール敷設などの軌道工事が完了し、順調に進んでいるという。

 面談は約30分におよび、河内氏は「(知事とは)一緒に仕事していたこともあり、昔の話も含めて盛り上がった」と話した。整備方式の議論が続く新鳥栖-武雄温泉については「県と国土交通省で『幅広い協議』がされていると承知している」と述べるにとどめ、「(知事からは)これまでの経緯について話があった」と明かした。河内氏は10日に佐賀県入りして武雄温泉駅などの整備状況を視察。11日に佐賀、長崎両県知事と面談した。(栗林賢)

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