大賀ハス

 みやき町千栗土居公園のハス池南側一角に、毎年6月下旬から8月初旬に「大賀ハス」(二千年ハス)が清楚(せいそ)な花を咲かせる。

 2012(平成24)年、地元有志「二千年ハスを見守る会」が多久市の聖光寺から種子を譲り受け、苦労の末に5年目で開花させた。

 大賀ハスは70年前、千葉市の縄文期の落合遺跡から3粒の古代ハス種子が発見された。植物学者大賀一郎博士の努力によって1粒だけが発芽し、大賀博士の姓をとって命名された。

 今では、全国各地で2千年前にタイムスリップしたような清らかなハスの花を愛(め)でることができる。

 千栗土居公園では大賀ハスと「王子ハス」を交配させた「舞妃蓮(まいひれん)」の優美であでやかな花も楽しめる。新型コロナウイルス感染症予防対策で「3密」を避けながら、強い生命力と聖なる花の癒やしを享受して心身ともに復活したいものだ。

 絵 水田哲夫=鳥栖市本町

 文 太田家良明=みやき町白壁

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