117回 ホオノキ

 朴の木(ホオノキ)は高さ20メートルほどにもなる日本特産高木で、材質が柔らかく質が均一で加工しやすく軽量のため、現在でも家具や版木・下駄(げた)などに幅広く用いられています。

 また、乾燥させた樹皮には薬用効果があり、生薬名は中国産を「厚朴(こうぼく)」、国産を「和厚朴(わこうぼく)」と言い、健胃や利尿・去痰(きょたん)に効果があります。上向きに咲く花は高木であることから見つけにくいのですが、5~6月ごろに直径約15センチの甘い香りのする白い花を咲かせます。

 葉はとても大きく約20~40センチほどあります。丈夫で火に強く抗菌や防腐効果があることからお皿の代わりに食べ物をのせたり包んだりさまざまなお料理に使われます。朴ノ木の葉を使った飛騨高山地方の郷土料理「朴葉味噌」は有名です。(中冨記念くすり博物館)

このエントリーをはてなブックマークに追加