空き家を活用した貧困者支援について説明する塚原功代表理事(中央)=県庁

 佐賀市のNPO法人「空家・空地活用サポートSAGA」(塚原功代表理事)は10日、金融機関から長年出し入れされていない「休眠預金」を生かした助成金制度を使い、空き家を活用した貧困者支援に取り組むと発表した。企業や団体と連携を図り、社会課題の解決を目指す。

 休眠預金の助成活動を担う一般社団法人「社会変革推進財団」(東京)から助成金4725万円を受けて3カ年計画で取り組む。助成金は空き家の改装費や物資の購入費などに充てる。

 計画では、ひとり親家庭を対象に低額で貸し出すシェアハウスを整備し、居住や食事、就労を支援するほか、街中に冷蔵庫を配置して食料品の受け渡しを行う拠点を整える。企業や市民活動団体などと協力して食料品の寄付を募り、将来的には活動資金のサポートを受ける枠組みの構築も目指す。

 佐賀県庁で開かれた会見で、塚原代表理事は「企業や団体を巻き込みながら持続できるシステムをつくっていきたい」と話した。社会変革推進財団の青柳光昌専務理事は、電話取材に対して「企業、団体と連携した支援事例は全国でも少ない。成功すればモデル事業になる」と期待を示した。(中島佑子)

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