多久島文樹・NIE推進担当デスク(左)の講話に耳を傾ける白石高普通科キャンパスの3年生ら=白石町の同校

 主権者教育をテーマにした佐賀新聞社の出前授業が9日、白石町の白石高普通科キャンパスであった。生徒が立候補者となって政策を訴える模擬選挙などを行い、同町の現状と課題について意見を交わし合った。

 模擬選挙で3人が候補者となり、準備した映像を通じて普通科の約360人に主張した。「地場産業振興」「交通利便性を生かした地域づくり」「防災」とそれぞれ違う切り口で同町のまちづくりの方向性を説明し、生徒たちは視聴しながら誰に投票するかを考えた。

 候補者を選択した理由を十数人が発表し、「地場産業の農業に焦点を当てたところがいい」「実際に起こった災害を例示していて共感した」などと述べた。日本の選挙制度に関するクイズも出題し、生徒たちは楽しみながら学んだ。

 進行役を務めた佐賀新聞社の多久島文樹・NIE推進担当デスクは、選挙の投票率が低い近年の傾向を挙げながら「投票に行かないことは意見を言わないこと。自分が何を大切にするかの意思表示として選挙に行ってほしい」と呼び掛けた。

 3年の庄島陸人さん(18)は「自分の一票も選挙結果に影響するんだと考えが変わった。もう有権者なので、機会があれば投票に行く」と話した。授業は3年生が体育館で受け、1、2年生は教室で同時配信した動画を視聴した。(志垣直哉)

 ※後日、特集面で詳報します。

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