筆先に気持ちを込めて書き上げる児童=武雄市の朝日小

 武雄市の朝日小(坂元俊文校長、児童数415人)で9日、140年以上続く伝統の「席書会」があった。全校児童が気持ちを込めて渾身(こんしん)の1枚を書き上げた。

 体育館では4年生が「美しい心」、5年生は「春の日和」、6年は「春の朝日」の課題に取り組んだ。書き直しは行わず、1枚だけの紙に向き合って40分以内で書き上げた。静まりかえる中、目を閉じて気持ちを落ち着かせたり、周囲の様子をうかがいながら書き始めたりするなど児童の様子もさまざまで、最後まで集中して筆を運んでいた。

 6年の森結菜さん(11)と小栁ひなたさん(11)は共にほっとした表情を見せ、「落ち着いてゆっくりと書くことができた」「緊張で手が震えたけど、力強く書けた」と話した。1、2年生は教室、3年生は多目的室で実施した。

 席書会は旧高橋町の寺子屋で始まり、朝日小の前身の高橋小から受け継がれてきて、今年で147回目。作品は書道家の山口耕雲さん(武雄市)と大串涯山さん(江北町)が審査し、優秀作を決める。(澤登滋)

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