初めてのことを行うときは、不安を感じやすい。まして今は新型コロナウイルスという今までにない感染症が広がり、そのワクチンを初めて接種するとなると、その不安はさらに膨らむだろう。

 唐津市で5日に本格的に始まった集団接種。会場で取材していると、接種に訪れた人やその付き添いの人たちから「どこに並べばいいんですか」「あとどれくらいで終わるんでしょうか」などと声を掛けられた。

 高齢の接種者の中に20代が交じり、腕章を着けていたこともあって会場のスタッフに思われたのだろう。中には、接種券を忘れた人やうまく予約が取れていない人もいた。取材で得た情報などを基に、分かる範囲で受け答えをした。

 集団接種では医師や看護師が椅子に座った人を一人ずつ回りながら接種していて、大きな混乱はなかった。ただ、車いすの利用者や付き添い人が予想以上に多かったのを受け、椅子の数を調整して対応する場面もあった。

 接種する側もされる側も初めてなのは同じこと。不安や戸惑いが払拭(ふっしょく)され、接種がいち早く進むことを願う。(唐津支社・中村健人)

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