新しい事務所で営業を再開した平片康一朗さん=小城市三日月町久米

平片康一朗さんがフィルムカメラで撮影した家族写真

 フィルムカメラの写真現像などを手掛ける「FINDER(ファインダー)」が、小城市三日月町久米にオープンした。プロカメラマンの平片康一朗さん(48)が3月まで佐賀市で営んでいた店舗を移転し、5月から事業を再開。写真撮影のほか、白黒写真の現像にも対応する。

 建築士の友人が経営するインテリアショップの建物の一部を借りて、新しい事務所を構えた。写真を現像する際に使う引き伸ばし機や暗室を備え、1時間1500円で設備をレンタル。初心者でも楽しめるように講習も開いている。

 平片さんは佐賀市の写真館で経験を積み、2010年に独立。旧店舗にはカフェも併設し、カメラ愛好家たちから親しまれてきた。

 ただ、高機能のデジタルカメラやスマートフォンの普及で、撮影や現像の注文は減少。事業の継続を諦めかけていたところ、インテリアショップの経営者から誘いを受けた。

 撮影するのは、出産や七五三、結婚記念日などの節目を迎えた家族や、ホームページ用の商品などさまざま。デジタルカメラが中心だが、「味わいのある一枚に」と、白黒フィルムを希望する客もいるという。

 画像をその場で確認できるデジタルカメラと違い、フィルムは現像の手間や時間が掛かる。平片さんは「時代の流れに逆行しているが、一から作り上げるから思い入れの深い写真になる」と話す。(谷口大輔)

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 事務所はインテリアショップ「ルームデザインファクトリー」の西側。営業時間は午前11時~午後6時。水曜休み

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