佐賀県は、自転車利用者が自転車保険に加入することを努力義務とする条例改正案を15日開会の6月定例議会に提出する。自転車事故を巡っては、高額の損害賠償が発生するケースが全国で相次いでおり、事故に備えて保険の加入を促す。

 2001年に施行された「県交通安全の確保に関する条例」の一部を改正する。自転車利用者は保険に未加入の場合、加入するよう努めなければならないとした。自転車販売店やレンタル業者に対しては、購入や借り受けようとしている人に保険に関する情報を提供する努力義務を定めた。

 このほか自転車運転者の責務として、傘差し運転や携帯電話を使用しながら運転する「ながら運転」などの法令違反行為を自覚し、事故防止に努めることや、携帯電話を操作しながら歩かないといった歩行者側の責務も盛り込んだ。

 県によると、47都道府県のうち、自転車保険の加入を義務付けているのは5月17日現在で22自治体、努力義務を定めているのは10自治体に上る。くらしの安全安心課は「事故を起こせば人を傷つける乗り物だという意識を、条例改正によって一層持ってもらいたい」と話す。(円田浩二)

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